この記事は日経ビジネス電子版に『社会人のリスキリング手助け 新興スクー、無料の生放送授業で急成長』(2月4日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』2月14日号に掲載するものです。
IT(情報技術)スキルから思考術まで、幅広い分野の学習動画を配信している。社会人のリスキリング(学び直し)の需要が高まり、会員は約70万人と国内大手に育った。
「今日は投資の基本を学びます」。講師がオンライン画面上で話すと、受講者が「積み立てですよね!」とチャットに書き込む。授業が進むにつれ、ライブでのやり取りが弾む──。Schoo(スクー)の学習動画サービスの一コマだ。
同社は毎日午後7時から2~3本を生放送している。長さは1本当たり1時間程度だ。生放送分は無料で、月額980円の会員になれば録画分も見られる。講師は現役ビジネスパーソンの他、コンサルタントら外部専門家が中心だ。
●スクーのビジネスモデル

インターネット上にはユーチューブやインスタグラムで見られる学習コンテンツが数多くある。ただ、自分に合った良質なコンテンツを見つけ出すのは簡単ではない。専門サイトのスクーなら、テーマごとに独自制作の動画を見つけやすい。
意識しているのは間口の広さだ。録画分は個人向けであれば7400本、企業向けは6500本ある。どちらも20分野に分かれ、仕事に関係の深い分野としてはエクセルやパワーポイントの使い方、DX(デジタルトランスフォーメーション)、マネジメントノウハウなどがある。
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