着物、貴金属などの訪問買い取りで急成長。現社長らが会社を買い取って2年で株式を公開した。データ活用に強み。コールセンターや査定員の言動を分析して成功体験を共有する。

会社を買収して改革
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コンサルティングで手掛けた会社を、大学の先輩が経営する投資ファンドと買収。営業方針を転換して成長軌道に乗せた(写真=栗原 克己)

 「無料出張査定のお申し込みでしょうか」。テレビCMなどを見た顧客から電話を受けるところから、着物や貴金属などの出張買い取り・販売、バイセルテクノロジーズの仕事が始まる。業績は好調だ。2021年7~9月期の売上高は61億円で、19年の同期と比べて約1.9倍になった。

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 背景にはコロナ禍がある。外出の機会が減り家庭内で不用品を処分する需要が高まっている。バイセルがその波に乗れているのは、営業活動をデータ分析して改善することで、顧客満足度を高め、訪問1軒当たりの買い取り金額を高めているからだ。

成功体験を社内で共有

 例えば、コールセンターのスタッフの対応。1件当たりの見込み受注金額でスタッフを順位付けして、上位2割の受け答えを分析した。すると、話を広げて買い取りの関連情報を聞き出す工夫をしていることが共通点として浮かんできた。

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