吉田社長のメッセージ

 ソニーが「技術」を核に新たな取り組みを始めている。ソニーの技術といえば、テレビやスマートフォンといったエレクトロニクス事業に役立つ印象が強いが、これまで関連性が薄かった映画などのエンターテインメント事業や金融事業でも積極的に活用する機運が高まっている。

 旗を振るのは、18年4月に社長兼CEO(最高経営責任者)に就任した吉田憲一郎氏だ。

<span class="fontBold">ソニーの吉田憲一郎社長兼CEO(最高経営責任者)は、技術の仕込みを急ぐ</span>(写真=つのだよしお/アフロ)
ソニーの吉田憲一郎社長兼CEO(最高経営責任者)は、技術の仕込みを急ぐ(写真=つのだよしお/アフロ)

 今年1月に米ラスベガスで開かれた世界最大の家電見本市「CES」。社長として初登壇となる晴れ舞台で、吉田社長が説明に時間を割いたのは、テレビなどの最新技術や新商品ではなく、コンテンツ制作現場とソニーの関わりだった。「テクノロジーを通じて最高のエンターテインメント体験をお届けすることで、世界を感動で満たしていく」と宣言し、エンタメなどクリエーティブな業界と技術の融合を打ち出した。

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