日本におけるAI(人工知能)開発をけん引するスタートアップ。高い技術力と豊富な人材で大手企業を引き寄せ、トヨタ自動車やファナックなどと次々に提携関係を結ぶ。だが、誰とでも手を組むわけではない。小さな企業でも大企業と対等に付き合うための工夫がある。

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昨年の家電・IT国際見本市「CEATEC」で披露した片付けロボット。散らかった靴下やおもちゃを認識し、片付けることができる(写真=©Preferred Networks)
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 昨年10月に千葉市で開いた家電・IT(情報技術)の国際見本市「CEATEC(シーテック)」。あらゆるモノがネットにつながるIoT時代を見据えた展示が目立つなか、あるロボットに注目が集まった。

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