デフレからの本格的な脱却が進まないまま、多くの企業は国内市場での価格戦略に腐心している。アウトドア用品を手掛けるスノーピークはデフレに抗い、売るべき価格を追求するメーカーと言える。製品力を高めると同時に顧客とのコミュニケーションを重視。コアなファン層を広げる戦略に一貫して取り組んでいる。

ハイエンドな製品が中心の店舗(写真=栗原 克己)

 福岡県那珂川市の藤野春雄さんはスノーピーク製品のヘビーユーザーを自任している。所有するのはテントのような定番品だけではない。屋外用の調理用品、たき火に使う台からコーヒードリッパーまでアウトドアで楽しむあらゆる器具をそろえている。

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