(写真=上田 純)
(写真=上田 純)

 建設用クレーンの製造・販売が主力事業です。昔から景気変動に左右されやすかったのですが、近年は変動のサイクルが早まり、山はより大きく、谷はより深くなっています。米中分断などの地政学リスクの高まりに加えて、脱炭素対応をはじめとした技術進歩も速い。私は、先が見通せない今の世の中を「複雑、高速、極端」と表現しています。

 同じ建設機械でも、クレーンの製品寿命は油圧ショベルやブルドーザーに比べて2倍くらい長く、景気が悪くなると顧客は新製品の買い替えを一斉に先延ばしします。2008年のリーマン・ショック後の谷は特に深く、11年3月期決算ではV字回復を果たしたコマツ、日立建機とは対照的に多額の赤字を計上し、悔しい思いをしました。

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