
北海道全域を事業基盤とする我々は関東の「コープみらい」に次ぐ国内有数の規模の生活協同組合で、食品・日用品などの宅配事業が全体の35%を占めているのが大きな特徴です。1981年に始めた宅配サービスは遠出が難しい高齢者や地方在住者を中心に利用されてきましたが、新型コロナウイルス禍で需要が高まり、札幌市民の利用も急増しました。物流網は自前で整備し、道内50カ所の宅配拠点を経由して週に1回、各家庭に届けています。
人口減少が加速する道内で物流網を抱えることは一見するとリスクですが、スーパーとの安値競争に巻き込まれにくく、事前注文で売れ残りが少ないので利益への貢献は大きい。何より、地域の生活インフラとなっていると実感します。
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