コンプライアンスを重視する風潮が社会に広がった影響でしょうか。最近は、規則に縛られた「ガバナンス官僚」が職場で幅を利かせる会社が増えているような気がします。事業のブレーキ役ばかりが増え、アクセルを踏む社員が減ってしまった印象です。

 いくら規則が重要だといっても、一夜にして価値観がひっくり返る可能性があることを忘れてはなりません。私は10歳の時に終戦を迎えました。戦時中、軍国主義を礼賛していた学校の先生が、戦後、一転して平和や民主主義の大切さを唱え始めたのを見て、子どもながらに世の中はインチキだらけだと気づきました。

 しょせんそんなものなのですから、やんちゃ坊主のように、好き勝手に振る舞う社員をもう少し容認してもいいのではないでしょうか。結果的に大損するかもしれませんが、大もうけすることもあるはずです。これこそが事業の醍醐味なのだともいえます。

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