「従業員こそ命」という気づき、経営者として忘れ得ぬ大反省

(写真=益永 淳二)
(写真=益永 淳二)

 長野県北部の飯綱町に本社を構え、ジャムやワインなどを「サンクゼール」ブランドとして製造、販売しています。全国の食品メーカーの和の商品を束ねた「久世福商店」のブランドもあり、店舗網は合わせて147店に広がっています。設立から40年、売上高は100億円を超えるようになりました。

 事業を始めた2年後の1984年、自然豊かな田舎でリンゴの産地でもあるフランス・ノルマンディー地方へ出かけました。畑に小さなブランデーの蒸留所などがあり、今でいう6次産業に近い印象が強く残った。当時、私たちはジャムを扱っていましたが、製造は外注でした。よし、もっと田舎の豊かさ、心地よさを表現できる場所に本社を移そう。そして自前のジャム工場やワインの醸造所、レストラン、ショップが一緒になった「サンクゼールの丘」をつくりたい。夢が膨らみ、走り始めました。

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