R&Dは「現実(Reality)」と「夢(Dream)」大きな方向性と小さな成功体験が現場を動かす

会社は、世の中や人びとの「こうあってほしい」という期待に応えられる存在でなくてはなりません。そのことを改めて教えてくれたのは、大容量のインクタンクを搭載したプリンター、「エコタンク」でした。
インドネシアなど新興国の販売店を視察したときのこと。店頭に並ぶエプソン製プリンターからチューブが出て、インクが入ったボトルにつながれていました。印刷コストを下げようと、カートリッジを交換するのではなく、ユーザー自らインクを補充できるよう改造していたのです。「正しい使い方と違う!」と思うところかもしれませんが、違う考えが浮かびました。これこそが利用者が望んでいるプリンターであり、ユーザーはそれを我々に教えてくれているのだ、と。
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