女性をケアする産後ドゥーラ養成 職場復帰に貢献したい

ドゥーラという言葉をご存じでしょうか。語源はギリシャ語で「他の女性を支える経験豊かな女性」という意味です。私は、出産した母親たちをケアする「産後ドゥーラ」を養成しようと、2012年にドゥーラ協会を発足させました。働く女性の活躍が期待されている今、活動の意義をかみしめています。
産後ドゥーラは個人事業主として母親たちの自宅を訪れ、育児や家事を手伝います。母親がやるべきことは多いですから、ベビーシッターは育児、ホームヘルパーは家事などというようには分けていません。東京都内であれば1時間3000円前後でしょうか。
しっかり勉強して取得してもらう独自の資格で、新生児の扱い方や産後女性の心理などの座学、調理や救命救急の実習を合計75時間、4カ月半かけて学びます。調理は教科書1冊のレシピを実際にすべて作れるようにしてもらいます。筆記試験と面接に通らなければなりませんが、落ちることもある。厳しいですが、質は落とせません。
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