日本の復活に欠かせないリカレント教育 社会人経験が「学ぶ意味」を豊かに

(写真=村田 和聡)

 緩やかに減る日本全体の人口に対して、現役世代の減少は急激です。20歳から64歳に限るとピーク時から約1000万人も減りました。東京23区の人口がほぼ消えたわけです。人口減を供給制約にしないためには、高齢者も働く必要があります。70歳まで働くとすれば、20歳くらいまでに受けた教育を基に50年間持たせることになりますが、それは無理な話。新たなスキルを身に付け、能力アップしないといけません。過去の学歴にかかわらず40代ぐらいに大学・大学院などで学ぶ、いわゆる社会人教育が重要になります。

 私が副学長を務める昭和女子大学では、リカレント(学び直し)教育に力を入れています。大学院で社会人向けに各種キャリア教育を提供してきました。

 2021年度には働きながら1年間で修士号を取得できるコースも設けました。当初は「女子大にビジネススクールをつくって誰が来るんだ」と言われましたが、学び直しは日本の復活には欠かせません。昭和女子大の強みである保育や介護の分野で施設経営者や管理者向けのコースも用意し、コロナ禍ではありますが、多くの社会人が真剣に学んでいます。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り848文字 / 全文1365文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「有訓無訓」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。