何ができるのか、自ら考え自ら動け 時代のバスに乗り遅れるな

(写真=中山 博敬)

 ミロク情報サービス(MJS)は、私が親会社のミロク経理から買い取った会社です。1980年、当時43歳だったときのことで、私にとっては独立という大きな挑戦でした。

 MJSは会計事務所の計算業務を受託していました。しかし、業績が悪かった。会計事務所の中に置いて計算処理できるオフィスコンピューターという製品が出てきて、会計事務所がわざわざ計算を外注しなくて済むようになりつつあったからです。

 私は親会社の専務までやりましたが、立て直しのためMJS社長を任された。進むべき道は、従来のビジネスをがらりと変えるオフコンだと確信していました。今なら計算受託から転換しても間に合う、自分の思うように成長させようと思い立った。そこで親会社に「100%すべての株式を買いたい」と伝えました。

 安くて速く動く製品を開発すると訴え、様々な協力を取り付けた。銀行に頭を下げ、株を買う資金1000万円を個人で借金しました。絶対成功できる自信などありません。ですが、オフコン市場が成長することだけは確実だった。時代が変わるという自分の感覚は信じたんです。

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