声なき声を聞くリーダーに 組合専従10年で知った経営者の要件

(写真=的野 弘路)

 入社してから5年ほどたった頃、東北地方で営業をしていた私に、労働組合の本部から組合専従の役員に就いてほしいという打診がありました。その時は労働組合のことも詳しく知りませんでしたから、2度ほど断ったのですが、しぶしぶ引き受けることになりました。

 当時のアサヒビールは「夕日ビール」といわれるほど厳しい状況でした。その中でも東北地方はシェアが低く苦戦していました。厳しい地域で頑張っている若手ということで声がかかったようです。

 それから10年近く組合専従を務めることになりました。これほど長い期間、専従として組合の仕事をした人間は現在までいません。この組合での経験が経営者となってからも非常に役に立ちました。企業人、家庭人としての私の原点になっています。

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