世界で高まる環境意識 企業は次代につなぐ責務を果たせ

(写真=的野 弘路)

 新型コロナウイルスの感染状況を見ると、日本は他国と比べて感染速度が遅い。日本人は外国人と違いハグもしなければ、握手もしません。しかも、手洗いは徹底しています。日本人は自分の周りをきれいにすることについては昔から意識が高いのです。

 神社を参拝すればよく分かるでしょう。手や口を清める手水舎が必ずあります。手を洗い、柄杓(ひしゃく)を立てると上に残っている水が流れてきて、取っ手もきれいに流します。古代の感染症対策の風習が残っています。

 日本は海に囲まれた海洋国家です。日本の水がきれいに感じるのは単純です。欧州や中国と比べ、山から海までの距離が短く、一気に水が海に流れ出るためです。「水に流す」という慣用句がありますが、文字通り海に流しているわけです。当然、海は汚れてしまいます。環境にいいとはいえず、子孫に負の遺産を残していることになります。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り888文字 / 全文1294文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「有訓無訓」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。