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困窮する遺児家庭の学生 経済的な理由で学べない その不幸を減らすのが使命

 お金を使うのは今しかない──。我々あしなが育英会は4月、経済的に困窮する約6500人の全奨学生に15万円の緊急支援金を給付することを決めました。

 遺児を支援する活動を50年間続けてきましたが、新型コロナウイルスはこれまでなかった状況をもたらしつつあります。大企業ですら潰れ、失業者があふれる大不況の入り口に立っているのではないか。そんな危機感を感じたのです。

 我々が支援する学生の多くが母子家庭です。パートや派遣など、収入が減ったり、仕事を失ったりしやすい立場で働いている親が多い。自らもアルバイトができなくなるなど、経済的、精神的に不安になっている学生に、すぐに救いの手を差し伸べることが必要でした。