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細部まで際限なく探究し 広い文脈に位置づける それこそが真の学者

(写真=菅野 勝男)

 高校時代、テレビなどの報道を通じて飢餓に苦しむ海外の子供を見たことが、経済に関心を持ったきっかけだと思います。

 自分はご飯を残しているし、学校でも残飯が出ているくらいなのに、世界にはそうでない人々が大勢いる。日本から届ければいいのではないか。いや、届ける間に腐ってしまう。でも、腐らないやり方があるはずなのに、なぜそうしないのだろう。そんなことを考えているうち、経済学に関心を持ったのです。

 広く読み、深く読み、分からないところは印を付け、時間をかけて解決する。この作業を、自分の専門だけでなくすべての未知の対象についてやっていく。これが私の研究方針です。実に、際限がありません。