仕事とは別に「ライフワーク」を持とう 人生の答が分かる秘訣

(写真=村田 和聡)

 高齢者や患者をケアして治療を手助けするセラピードッグの育成を始めて42年がたちました。殺処分寸前で救い出し、国内第1号に育てた雑種チロリの物語は教科書5冊に掲載され、読書感想文コンクールの課題図書に5年連続で選ばれました。本や映画、切手、銅像にもなっています。

 育成活動のきっかけは、米国でブルースシンガーとして活動していたときに「ライフワークは何?」と聞かれたことです。米国では経済的成功者であっても、「生涯をかけどんな社会貢献をしているか」によって初めて人間的に評価される。すぐに浮かんだのが犬のことでした。その足でニューヨーク・マンハッタンの高齢者施設を訪ね、赤十字マークをつけたセラピードッグが患者に懸命に接する姿に感銘を受けました。「動物介在療法(AAT)」と呼ばれ、米国では歴史ある治療行為です。これを生涯のライフワークにしようと決めたのです。

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