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背中を押された時は素直に押されてみる 自信はなくとも道は開ける

(写真=菅野 勝男)

 小学生の時、先生から「お兄さんほどできないね」と言われたことがあります。母は「2人は全然違う人格。そうしたことは言わないでいただきたい」と先生に抗議してくれたのですが、確かに学習意欲が兄ほどでなく、要領も良くはない。「私はできない子、できなくてもいいんだ」と納得したのを覚えています。そのくらい自信のない子供だった私が、人生で様々なキャリアを積めたのは、多くの人に背中を押され続けたのが大きいと思います。

 米スタンフォード大学の学生だった夫、グレン・S・フクシマ(元米国通商代表補代理、元在日米国商工会議所会頭)と日米学生会議で出会ったのが1970年、清泉女子大学3年生の時です。大学卒業と同時に23歳で結婚し、夫は大学院に進学予定でした。