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早く決めて、速く動けば良い結果が得られる 目標は多面的に見て立てる

(写真=赤間 幸子)

 三陸鉄道の社長に就任して9カ月たった2011年3月11日、東日本大震災に遭遇しました。未曽有の災害に対処する中で大事にしたのは、「早く決め、速く動く」ことです。

 2つの決断をしました。まず同月15日、宮古市長に「1週間で列車を走らせます。協力してください」と要請。市長は「本当にできるのか」という顔をしていましたが「分かった」と言って協力してくれました。実際には、翌16日に北リアス線の久慈・陸中野田間を、20日に宮古・田老間を、29日に田老・岩泉小本間で運行を再開しました。

 続く4月半ばには、「3年で全線(編集部注:当時は北リアス線と南リアス線)を復旧させる」と決め、株主である8市町村を回り了承を得ました。