数学は面白い!人類の課題を解けるからその喜びを次代に伝えたい

スマートフォンやAI(人工知能)などのデジタル技術が生活の隅々まで入り込んできたことで、プログラミングなど理数系の教育を幼いときからしっかりやろうという機運が、学校や家庭で高まっています。これからの時代を生き抜くために必要な素養だと、皆さんが認識しているということでしょう。ただ、私は、こうなるのが遅すぎたくらいではないかと思います。
数学的な思考の大切さは、いつの時代も変わりません。ギリシャ時代にユークリッドが『幾何学原論』を書いたときから、時の為政者たちもそれを読んで深く考える力を養ったという話が伝わっているほどです。抽象度の高い数学は深く考える力を鍛えるのに適しています。だけど、誤解を恐れずに言えば、日本では数学教育を入試のためという狭い目的で捉えている人が多かったのではないでしょうか。
もったいないことです。数学は、世の中の課題を解決し、日々の生活をより良くするために欠かせません。人類の発展はすべて、数学のおかげと言ってもいいほどです。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り886文字 / 全文1355文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「有訓無訓」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?