現場訪問も「数は力」全体感が見えてくる 見られることで人は頑張る

通産省(現経済産業省)の職員として、大学の研究者として、これまで延べ3915社の中小企業の現場を訪問しました。この雑誌が出る頃にはもう少し増えていることでしょう。通産省の頃は年間250社、その後も100社くらいのペースで足を運んでいます。
現場に行くのは、やはり知恵の源泉みたいなものがあるからです。今でも工場に行くと「へえ、自分はそんなことも知らなかったんだ」ということが山ほどありますよ。
現場訪問を始めたのは1987年6月でした。通産省で鋳鍛造品を担当する課長に就いたのがきっかけです。鋳物とか金型とかプレス加工とか、そういった業種が対象で、ほぼみんな中小企業です。
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