季節ごとに新商品を投入し、セールで値引きするアパレルのセオリーに「待った」をかける。ベビー服の販売で経験した在庫管理手法を生かしたSaaSで、「最小の在庫で最大の利益」を掲げる。


「際限なく商品を仕入れても、いいわけがないという当たり前のことに気付いた」。ファッションEC(ネット通販)運営のフェリシモ子会社cd.の葛西龍也代表はこう語る。
フルカイテンのSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を導入した2020年9月からの半年で、商品投入枚数は減らしたが、販売枚数は前年同期比で14%増え、売上高も3%伸びた。
フルカイテンは、過去の売れ行きデータを人工知能(AI)で分析し、在庫が全て売り切れる時期を統計的に予測。最も好調な売れ筋商品には劣るが、過度な値引きをしなくとも正価や薄い値引きで売れる商品を抽出できる。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1923文字 / 全文2299文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「ゲームチェンジャー」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?