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天候に左右されない高機能のビニールハウスを利用し、ベビーリーフ生産量日本一を誇る。培ったノウハウを外販する農業支援事業を手掛け、収益基盤拡大を図る。

ビニールハウス栽培を自動化
年間700トンを出荷するベビーリーフ。異物混入発見機、リアルタイムで出荷状況が分かるシステムなど自動化を進めている

 ミズナ、ルッコラ、ビート……。世界屈指のカルデラ(火山のくぼ地)を誇る熊本・阿蘇地方のミネラル豊富な水と、良質な土壌で育ったベビーリーフ(幼葉)がビニールハウス内で青々と茂っていた。

 ベビーリーフは、発芽して10~30日程度の野菜の葉の総称。発芽して間もないことから栄養価が高く、野菜本来の甘みが強いのが特徴だ。消費者の健康志向の高まりなどを背景に近年人気を集めている。

 果実堂(熊本県益城町)は、2005年設立の農業ベンチャー。東京ドーム約15個分に相当する、約69ヘクタールの広大な土地に700棟以上のハウスを持ち、年間約700トンを出荷。ベビーリーフの生産販売量が日本一だ。

“土を触診する”2代目社長