全2310文字

実演販売を主体に実用商品を売り、コロナ禍の中でも急成長を遂げる。6月には東証マザーズに上場、販売チャネルを拡充し、事業拡大を目指す。

今はリモートで実演
東京ソラマチの実店舗「デモカウ」ではコロナ禍で実演販売士がリモートで消費者に訴えかけ、店員と連携して集客、販売する(写真=陶山 勉)

 「見てください。どんな汚れでもさっと一拭き。水で繊維が広がるんです」。7月中旬の週末、東京スカイツリーのお膝元、東京ソラマチの一角。通りすがりのマスク姿のカップル、家族連れが思わず足を止めて見入る画面があった。画面の向こうで熱弁を振るうのは、コパ・コーポレーションの「実演販売士」と呼ばれる販売員。売っていたのは同社の主力商品の一つである「パルスイクロス」だ。

 コロナ禍で店頭での実演販売ができないため、苦肉の策で自社で展開する店舗「デモカウ」に画面を置いて実演販売をしているのだ。都市部では東急ハンズやロフトなど生活雑貨店の店頭で多く見られる実演販売。店頭での実演ができない今「リモートの実演は店頭に比べ7掛けくらいの売り上げの感触」と自らも実演販売士として腕を鳴らしてきた吉村泰助社長は話す。