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マイクロニードルと呼ばれる微細な突起に美容成分を入れ、パッチにした化粧品を手がける。化粧品事業で資金を確保し、将来は本来の目的である医療用ワクチンの分野への展開を狙う。

 手のひらサイズのしずく形のパッチの中央に長さ0.2mmの小さな突起が無数に並ぶ。「このパッチがマイクロニードルで、シワが気になるところに貼ると、突起が角質層に到達して、ヒアルロン酸が肌に浸透しますよ」。スタッフにそう言われて実際に手の甲に貼ってみると、一瞬の違和感はあるが痛みはほとんどない。数時間後にパッチを外すと、肌がふっくらとしているのが分かった。

 このマイクロニードルを開発したのは、医薬品・化粧品の開発・製造を手がけるコスメディ製薬。2001年に創業した大学発ベンチャーだ。

医療用技術を応用
パッチには小さな突起がびっしり並ぶ。(写真=菅野 勝男)
(拡大写真)このマイクロニードルによって、ヒアルロン酸が角質層まで届く。
目の下などに貼って使用する
日経ビジネス2019年8月5日号 78~79ページより目次