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工芸品で製造小売りの業態を確立し、商品の企画から販売まで一貫して手がける。商品の供給元である工芸産地の衰退を止めるため、中小企業の再生にも力を入れる。

ブランド刷新を支援
中川政七商店の助言を受け、京都・薫玉堂は部屋だき線香の主力商品を刷新(右上)。アロマキャンドルなど新商品も開発した(中央)(写真=山本 さとる)

 京都の香メーカー、負野薫玉堂(京都市)。1594年創業で、寺院とのつながりも深い老舗だ。しかし2014年の年初、22代目の負野和夫氏と妻の千早氏には悩みがあった。売り上げの大半を占める寺院向けの香製品の販売は安定しているが、一般家庭向け商品の売り上げがじわじわと減っていたのだ。

 原因は仏教離れ。仏壇のない家庭も増え、線香になじみのない人は多くなった。そんな中で負野氏らが相談を持ちかけたのが、中川政七商店現会長の中川政七氏だった。