企業の中に埋もれている技術を掘り起こし、ヒット商品につなげる。4000人のデザイナーやエンジニアから独創的な商品アイデアを募集し、開発する。

発想を幅広く募る
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40分楽しめるキャンディや月の模様をしたバッグ、生け花用の金属アクセサリーなど、4000人から募ったアイデアは多種多様だ(写真=山下 裕之)

 「わが社の特許技術を公開するので、ぜひ新商品のアイデアを募集してほしい」。森永製菓、ライオン、サッポロホールディングス、リコー……。国内有数のメーカーが新製品の企画を依頼するスタートアップがある。東京都渋谷区に拠点を置くTRINUS(トリナス)は、企業に眠る技術を生かして独創的な商品アイデアを生み出す開発支援会社だ。

 企業は常に新たな商品の開発を目指すが、通常、開発には1年以上を要する。しかも新商品のうちヒットするのは1000個に3つ程度というのが定説だ。ヒット商品がなかなか生まれない大きな原因の一つは、社内の限られたリソースで開発に取り組むため、斬新なアイデアが生まれにくい点にある。

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