葬儀会場の中央に設けられた人工芝と土のミニゴルフ場。ゴルフ好きだった故人をしのばせる演出だ。釣りが趣味だった故人を送る際には、写真パネルとゴム製のプールで湖をイメージした“釣り堀”を設営。祭壇や会場の一角に、故人の趣味の品や思い出の写真パネル、個人史年表を飾り付けたり、好きだった食材を使った料理をふるまったりもする。こうした故人の人柄が伝わるユニークな葬儀「オリジナルプラン」で話題を集めるのが、葬儀業界で異色の存在といわれる家族葬のファミーユだ。
オリジナルプランの平均価格は従来プランの4割余り高い140万円だが、引き合いは強いという。2019年5月期は前期比2倍の1000件の成約を見込む。
故人の趣味や好みを丁寧にヒアリングし、遺族の心を満たす葬儀を1件ずつ手作りで演出する。業界の常識にとらわれないサービスで成長を続ける

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