<span class="fontBold">中田 有[ なかた・ゆう ]<br>1974年生まれ。97年関西学院大学法学部を卒業し、キーエンス入社。営業畑を歩み、2018年センサ事業部長、19年取締役センサ事業部長兼事業推進部長に。19年12月21日から現職。兵庫県出身、45歳。</span>(写真=行友 重治)
中田 有[ なかた・ゆう ]
1974年生まれ。97年関西学院大学法学部を卒業し、キーエンス入社。営業畑を歩み、2018年センサ事業部長、19年取締役センサ事業部長兼事業推進部長に。19年12月21日から現職。兵庫県出身、45歳。
(写真=行友 重治)

 新卒で入社して以降、営業畑を歩んできました。キーエンスという会社を一言で表現すると「合理的な会社」です。現場の社員が追求するのは、顧客の付加価値を高めることのみ。社内政治のような、理にかなっていないことは存在しません。

 顧客の価値が高まるのであれば、誰が提案してもかまわない。新入社員の提案でも採用されます。むしろ若手社員でも自分の意見が求められます。こうした経験を積むことで、自分が当たり前に思っていることを、当たり前に発言できる能力が身に付いていきます。

 私自身が思うキーエンスの強さの一つは、FA(ファクトリーオートメーション)機器向けセンサーのような競争力の高い商品を数多く手掛けていることです。この強みを大前提に、熱意を持った社員が一致団結しています。世界中で直販体制を構築しており、顧客の現場に深く入り込んで課題を突き止め、解決策となる新たな商品を提供しています。

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