
1961年、三重県生まれ。84年に東京薬科大学薬学部を卒業し、武田薬品工業に入社。営業畑を歩み、2009年にヘルスケアカンパニーのプレジデントに就任。武田コンシューマーヘルスケアの社長を経て、18年6月に退社。19年1月にロート製薬に入社し、6月から社長。(写真=菊池 一郎)
ロート製薬は近年、機能性を持つスキンケア商品で大きく業績を伸ばし、再生医療などの先進的な領域の事業化も進めてきました。いずれも今後の成長を担う重要な事業ですが、さらに私は「製薬」会社の原点に立ち戻り、一般用医薬品(OTC)の分野で当社を日本のリーディングカンパニーにしたいと思っています。
医療財政は厳しく、病院にかかる前に自分で健康を管理するセルフメディケーションのニーズは日増しに高まっています。医療用医薬品を処方箋がいらないOTC医薬品へと転換する「スイッチOTC」の流れも加速します。この大きな時代の波をしっかり捉えなければなりません。抜け落ちている製品分野が多いので、M&A(合併・買収)も含めて品ぞろえを拡充していきます。
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