
1995年慶応義塾大学経済学部卒業、中央監査法人入所。外資系大手広告会社への転職を挟み、2006年にあらた監査法人に入所。10年からPwCアドバイザリーに参画。M&A戦略やPMI(買収後の統合作業)のアドバイスが専門。19年7月から現職。東京都出身、47歳。(写真=村田 和聡)
PwCは世界で約27万人を抱える巨大組織です。日本では監査法人や税理士法人などを含め8000人弱が働き、M&A(合併・買収)や事業再生のアドバイスなどを手掛ける我々は650人程度の人員を有しています。企業経営そのもののお手伝いなので、経営者に非常に近い立場で働くのが特徴ですね。
我々の務めは、多くの関係者の満足度や納得感をできるだけ高く織りなすことです。M&Aでは買い手、売り手、対象会社と多くの関係者がいますが、みんな同じ方向を向いているわけではありません。全員にとって100点満点のディールなんてありません。
合併交渉もそうです。統合比率や人事でどちらかが明らかに不利だと、人間ですから気分が悪いですよね。そうすると人が辞めたりして企業価値が落ち、そもそも合併した意味が薄れます。
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