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リオネル・デスクリー[Lionel Desclée]
2002年ヴィレリック・ビジネススクールで財務マネジメント修士号を取得。金融機関を経てベルギー食品小売り大手のデルハイツ・グループ入社。欧州のペットショップチェーンTom&CoのCEOを経て19年3月から現職。持ち株会社のウォルマート・ジャパン・ホールディングスのCEOも兼ねる。ベルギー出身。
(写真=竹井 俊晴)

 日本に来る前から西友について、いろいろな記事を読んだり、社内外の人に話を聞いたりしてきました。西友のお客様は価格と立地を好感していて、PB(プライベートブランド)も好評です。歴史を振り返ると海外でも人気のある無印良品やファミリーマートを生み出すなど、イノベーティブな企業文化を持っています。

 週2回は店舗を回ります。西友ではここまで尽くすのかというほど、従業員が丁寧な接客をしていることに驚きました。日本市場は競争が激しい。地域ごとに売れるものが異なるだけでなく、同じ都市の中でも店舗によって売れ筋が違うことも分かりました。

 日本市場の特色に合わせて6月につくった中期経営計画では、目指す方向を「先進的で、地域に密着した革新的なバリュー・リテイラー」と定めました。特に「革新的」がカギになります。

 イノベーションというとドローンで生鮮品を届けるようなテクノロジーを想像する人も多いでしょう。親会社の米ウォルマートが持つ様々なテクノロジーを西友に導入することもできます。それだけでなく、小さな規模でもイノベーションは起こせると思います。