![<span class="fontBold">遠藤 龍之介[えんどう・りゅうのすけ]<br>1981年慶応義塾大学文学部卒業後、フジテレビジョンに入社。編成制作局編成部長、広報局広報部長などを経て、2007年6月取締役就任。10年6月常務、13年6月専務、19年6月から現職。フジ・メディア・ホールディングス取締役も兼ねる。芥川賞作家、遠藤周作氏の長男。63歳。</span>(写真=山下 裕之)](https://cdn-business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00110/00037/p1.jpg?__scale=w:300,h:437&_sh=0a107c0d60)
1981年慶応義塾大学文学部卒業後、フジテレビジョンに入社。編成制作局編成部長、広報局広報部長などを経て、2007年6月取締役就任。10年6月常務、13年6月専務、19年6月から現職。フジ・メディア・ホールディングス取締役も兼ねる。芥川賞作家、遠藤周作氏の長男。63歳。(写真=山下 裕之)
全盛期のフジテレビと今とでは、時代が違います。あのときのようなお笑い番組は年々減っており、今は実用的で生活に根ざしている番組が多いように感じています。だから過去のやり方にならってもヒットを飛ばすのは難しい。この4、5年長寿番組をいろいろ打ち切ったのも過去を断ち切って考える必要があると考えたからです。
さらに言えば、今はもっと地に足がついた番組が求められるようになってきたように思います。そうした中でどんなドラマやバラエティーの番組を作ればいいのか。
例えば、最近数字が復活してきた月9(月曜夜9時のドラマ)。過去は恋愛ドラマをやってきましたが、世の中の恋愛の「相場観」はこの10~15年で変わりました。若者が恋愛をしなくなったと言われて久しいですが、今の若者たちは、恋愛はコストパフォーマンスが悪いなどと捉えているのです。だから月9のドラマも、恋愛の要素はメインではなくサイドストーリーとして組み込むようになっています。
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