全1147文字
岩田 圭一[いわた・けいいち]
1982年東京大学法学部卒、住友化学工業(現・住友化学)入社。2010年4月執行役員・情報電子化学業務室部長、13年4月常務執行役員。18年代表取締役専務執行役員。半導体やディスプレーの製造工程に関わる情報電子化学部門や経営企画の経験が長い。19年4月から現職。61歳。
(写真=佐藤 久)

 半導体製造プロセスを手がける韓国の子会社「東友ファインケム」の立ち上げやベルギー駐在など海外事業を長く経験しました。

 東友を設立した1991年当時の社員数は40人ほどでしたが、いまや3000人の会社です。海外事業では現地の人材に経営を任せながらも、会社のDNAを残せるかどうかで成否が分かれます。「真面目にものづくりをする」という住友化学のよさ、自分たちが優れた製品を作っていることを理解してもらい、従業員の一人ひとりに自信を持ってもらうことが欠かせません。

 一方、技術や市場の変化に対応するためにも、変えなければならない部分もあると考えています。それが、「不作為のロス」をなくすこと。何もやらないけど失敗しない人ではなく、失敗はあっても今日と違うことを明日できる人を評価する。そんな企業文化を育てていきたいのです。