全1155文字
池田 明[ いけだ・あきら ]
1961年9月、兵庫県生まれ。85年早稲田大学政治経済学部卒、三井不動産入社。2015年4月執行役員、16年4月三井不動産レジデンシャル取締役常務執行役員、18年4月三井ホーム専務執行役員、18年6月取締役専務執行役員を経て、19年4月から現職。
(写真=北山 宏一)

 住宅分譲や用地取得の担当者として、バブルの浮き沈みやリーマン・ショック時の落ち込みを経験しました。そうした中で、戒めとしているのは、ビジネスは王道を歩まなければならないということです。一回一回の取引の勝ち負けにこだわり、瞬間的に利益を得るやり方もありますが、やはり長く価値の続く安心できる住まいを提供することを追求したいと考えています。

 レオパレス21の施工不良問題や、スルガ銀行の投資用不動産をめぐる不正融資問題の発端は結局、ノルマ主義にあると思っています。現場の担当者は一生懸命仕事をしていたのかもしれませんが、利益を優先するあまりに、住宅に求められる安全や安心を軽視する結果になったのではないでしょうか。