![<span class="fontBold">村田 善郎[ むらた・よしお ]<br />1961年10月、東京都生まれ。85年慶応義塾大学法学部卒、高島屋入社。2011年柏店長、13年執行役員総務本部副本部長、15年常務執行役員企画本部副本部長、17年常務総務本部長を経て、19年3月から現職。</span>(写真=竹井 俊晴)](https://cdn-business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00110/00028/p1.jpg?__scale=w:300,h:461&_sh=0aa0a50280)
1961年10月、東京都生まれ。85年慶応義塾大学法学部卒、高島屋入社。2011年柏店長、13年執行役員総務本部副本部長、15年常務執行役員企画本部副本部長、17年常務総務本部長を経て、19年3月から現職。(写真=竹井 俊晴)
人口の減少もあり、国内の百貨店が厳しい環境に置かれていることは間違いありません。百貨店全体で見れば、地方ではある程度淘汰が進むでしょう。百貨店業界の売り上げもまだ減少すると考えています。
ただ、私どもの主要なターゲットである50代から60代のマーケットはこれからも拡大していくでしょう。社会はデジタル化が進んでいますが、一方でデジタル化にストレスを感じているお客様もいます。高島屋はこうしたお客様も安らげる場所でありたいと思っています。デジタル技術は活用していきますが、百貨店の価値である「リアルの良さ」を追求していくつもりです。
例えば、「モノからコトへ」と消費者の関心が変わっていく中、百貨店を訪れることで享受できる最大のメリットは「食」になりつつあります。かつて百貨店といえば、衣料品を買うついでにレストランで食事をしたり、食料品を買ったりするのが一般的でした。それが現在は食がメインになっています。
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