![<span class="fontBold">馬立 稔和[うまたて・としかず]<br />1980年東京大学大学院電気工学修士課程修了、日本光学工業(現ニコン)入社。2005年執行役員、12年常務。19年4月に社長就任、6月からCEO(最高経営責任者)を兼務。福岡県出身、63歳。</span>(写真=加藤 康)](https://cdn-business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00110/00024/p1.jpg?__scale=w:300,h:450&_sh=0fd0190aa0)
1980年東京大学大学院電気工学修士課程修了、日本光学工業(現ニコン)入社。2005年執行役員、12年常務。19年4月に社長就任、6月からCEO(最高経営責任者)を兼務。福岡県出身、63歳。(写真=加藤 康)
入社以来、一貫して半導体の露光装置事業に携わってきました。私の経営者としての考え方に大きな影響を与えたのは、2000年代前半に深く付き合うようになった海外の大手半導体メーカーの姿です。上位の経営層が非常に細かいことまですべてリアルタイムで把握していることに驚きました。それまで顧客として付き合うことが多かった国内の半導体メーカーは良くも悪くも現場主義でしたし、私も部下に大ざっぱに任せるやり方でした。
「半導体のように複雑なものをきちんと作り上げるには経営層も具体的なことまで把握していなければならない」。そう実感して以来、私も現場の状況をきめ細かく把握することに努めてきました。なんでも自分に指示させろと言うつもりはありませんが、必要な時に的確な判断をするためには、大事なことだと思っています。
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