エネルギーで世界トップ10に入る
![<span class="fontBold">[ 上田 隆之 ]<br />1956年静岡県生まれ。80年東京大学法学部卒業、通商産業省(現経済産業省)入省。2013年資源エネルギー庁長官などを経て、17年国際石油開発帝石副社長。18年6月から現職。</span>(写真=尾関 裕士)](https://cdn-business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00110/00008/p1.jpg?__scale=w:300,h:410&_sh=0bc04e09f0)
1956年静岡県生まれ。80年東京大学法学部卒業、通商産業省(現経済産業省)入省。2013年資源エネルギー庁長官などを経て、17年国際石油開発帝石副社長。18年6月から現職。(写真=尾関 裕士)
国際石油開発帝石(INPEX、以下インペックス)の社長に就任して8カ月がたちました。日本のエネルギー供給を支える重責を、日に日に感じるようになってきました。
象徴的なのは2018年7月にオーストラリアで稼働した、「イクシスLNG(液化天然ガス)プロジェクト」。約20年の歳月と4兆円という巨額の費用を投じ、当社が主導してきた事業です。
LNGは家庭で使うガスの原料だけでなく、火力発電所の燃料にもなります。かつてLNGを求めていたのは日本や韓国ぐらいでしたが、今は違います。中国やドイツなどの欧州諸国が利用を始めるなど、需要が高まっているのです。日本は現在、LNGのほとんどを中東やアジア各国からの輸入に頼っていますが、平時であってもLNGの購入競争が激しくなってきました。緊急時になればなおさら重要性が高まります。
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