戦艦の砲身製造技術も応用

 虎の子の技術は他にもある。円柱形のGaN用オートクレーブは、内部の空洞を寸分の狂いもなく一直線に成形する必要があるが、その技術の源流をたどると戦前に建造された名だたる戦艦にたどり着く。

 戦前のJSWは得意の鋳鍛造技術を駆使し、戦艦「陸奥」や「長門」などの砲身を手掛けてきた。戦後、この砲身製造技術をプラスチック部品加工用の射出成型機などで受け継ぎながら、オートクレーブにも応用させたのだ。この技術は、大型鋳鍛鋼品の欠陥や損傷をあぶり出す超音波探傷や、放射線透過検査などにも横展開している。

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