水素とCO2から化学物質生成

 このように半世紀前の発見から、代表的な光触媒として知られてきた物質が酸化チタンだ。だが酸化チタンは、太陽光のうち紫外光しか吸収できない。可視光や赤外光も吸収することができれば変換効率を上げられることから、堂免氏らが00年代以降、酸窒化物や窒化物といった光触媒を開発してきた。

 こうした新たな光触媒の開発によって、14年当時に1%だった人工光合成の変換効率は、16年に3%、19年には7%に上昇した。

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