顧客、取引ごとにリスクを採点

 FATFでも推奨されているこの手法は、取引先全体に一様なマネロン防止策を講じるのではなく、リスクの高い取引に絞るというもの。重点的に人的リソースを配分することで全体のリスクの低減につなげられ、従来よりも効率的かつ実効性があるとされる。

 システム開発会社は、リスクベース・アプローチの考えをマネロン防止システムに取り入れ始めている。それを具現化したものが、顧客ごとのリスクを評価する「スコアリング」だ。

 マネロン防止システムが約70の金融機関に採用されているシステム会社のSCSKは19年4月、従来の機能にスコアリング機能を追加した。

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