客呼び込み売り上げアップ狙う

 「もう少しこっちに来て、私の動きを見てください」。19年11月に兵庫県西宮市の商業施設内に開業したロボットカフェでは、ディスプレーの付いた6軸のアームロボットが客の呼び込みまでしている。注文を受けてコーヒーを作るだけでなく、カフェスタンドの上部にある4つのカメラが、近くにいる人の表情や性別、年齢層などを判断し、声を掛けているのだ。

 コーヒーづくり自体は、ロボットのハンドがカップをつかみ、移動させてマシンやドリッパーに設置。機械のスイッチを押して出来上がったらカウンターに置くという、「ピック&プレイス」の応用だ。このロボットカフェスタンドを開発したのはQBITロボティクス(東京・千代田)。コスト削減だけでなく、売り上げアップにつながるロボットを目指しているのが特徴だ。

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