全2414文字

車両基地に人工地盤でふたをかぶせた上に林立するビル。老朽化した超高層ビルを莫大なコストと最新技術で次々と再生──。米ニューヨーク・マンハッタンのダイナミックな最新建築事情をリポートする。

 米国の合理主義に驚かされる巨大プロジェクトが米ニューヨークのマンハッタンで進行中だ。

 敷地面積が約11ヘクタールの「ハドソンヤード」計画。JR東日本が計画する山手線品川駅と田町駅間の再開発の敷地面積が約9.5ヘクタールであると言えば、その規模の大きさが分かるだろう。米国の民間不動産開発としては最大の総事業費250億ドル(約2兆7500億円)の超巨大プロジェクトだ。

11ヘクタールに及ぶ「ハドソンヤード」開発
米ニューヨーク市マンハッタン西側のハドソン川沿いに位置する「ハドソンヤード」開発地区。車両基地の上に人工地盤を敷設して敷地面積11ヘクタールの「新しい街」をつくる計画だ。車両基地が稼働したままの状態で工事が進行している(写真=日経アーキテクチュア)