岸田文雄首相は2022年を「スタートアップ創出元年」と位置付け、年末には「5カ年計画」を策定する。単に起業数を増やすだけではない育成策をしっかり議論してもらいたい。

 国策としてのワクチン開発を強化するために政府が設けた先進的研究開発戦略センター(SCARDA)のセンター長である濵口道成氏にインタビューする機会があった(2022年11月14日号特集記事参照)。

 濵口氏の話の中で気になったのは、「日本に革新的なアイデアを持った研究者はいるけれど、医学部と無縁だとなかなか表に出てこない。様々な技術を持ち寄って開発を進めて、最終的に評価をするのが医学部の役目なのに、医学部の研究者自身が開発に乗り出すので、技術革新が起こりにくい」という点だ。

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