世界的に重要物資が奪い合いとなり、モノが欲しくても手に入らない。供給網不安が広がる中、企業は原材料や部品を調達するサプライヤーとの新たな関係構築を迫られている。
自然災害が多い日本では、台風や豪雨、地震に遭うと、企業城下町や産業集積を束ねる大企業が取引先の工場復旧を支援し、経営面でも資金繰りの面倒を見る。こうした光景は自然災害のたびに繰り返されてきた。
2011年の東日本大震災ではトヨタ自動車などが半導体メーカーの工場復旧に動いた。18年の西日本豪雨では三菱自動車が数百社の中小企業に対して買掛金を前倒しで支払って資金繰りを支えた。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1244文字 / 全文1520文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
【春割/2カ月無料】お申し込みで
人気コラム、特集記事…すべて読み放題
ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「ニュースを突く」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?