政府は社会人の学び直しや生涯教育に3年間で4000億円を投じるが、働き手の学ぶ意欲は高まるだろうか。本当に必要なのは従業員に新しい挑戦や環境を与え続けることだ。

 このほど政府が閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2022(骨太の方針)」は、人への投資を全面的に強調する内容だった。社会人の学び直しや、デジタルなど成長分野への労働移動、生涯教育などに3年間で4000億円を投じる計画だ。

 デジタル化やグローバル化の進展で、企業の事業環境は目まぐるしく変わっている。従業員に対して仕事に必要な知識や技能のアップデートを促していく必要があるだろう。だが、いくら政府や企業がかけ声をかけても、働く側に勉強する気がなければ何も変わらない。

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