毎年の薬価改定により、国内の医療用医薬品事業は斜陽化しつつある。特に国内の中小製薬の経営は厳しさを増しており、将来の医薬品供給は誰が担うのかという課題が浮かび上がる。
毎年の薬価改定により、国内の医療用医薬品事業は斜陽化しつつある。特に国内の中小製薬の経営は厳しさを増しており、将来の医薬品供給は誰が担うのかという課題が浮かび上がる。
橋本好晴取締役は、「国内事業が主体であるため、薬価引き下げ圧力が強く、従来の医薬品事業は落ち込むとみている。新薬を出しても自転車操業的にならざるを得ない」と口にする。国内での医薬品供給で重要な役割を担ってきた中堅製薬が医療用医薬品事業での成長を諦めようとしていることに危機感を覚えた。
少子高齢社会の到来による医療費の増加を抑えるために、毎年の薬価改定が導入され、国内の医療用医薬品事業は斜陽化しつつある。グローバルでは今後、年率数%で市場の拡大が見込まれるが、日本の医療用医薬品は市場縮小が続くとみられる。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1040文字 / 全文1469文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「ニュースを突く」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?