コロナ禍や半導体不足などで自動車業界が苦境にあえぐ。中でもサプライチェーンを支える部品メーカーの事態が深刻だ。「ケイレツ」に象徴される取引関係の再考が求められている。

 2月15日、元日産自動車系列で空調やメーター類など幅広い車載機器を手掛けてきた自動車部品大手のマレリ(旧カルソニックカンセイ)が深刻な業績不振に陥っていることが明らかになった。複数の金融機関や主要取引先の日産自動車などへ支援要請をしているという。だが、日産は支援について2月16日時点で、何も公表していない。

 2017年に上場廃止したマレリは21年12月期まで4期連続の最終赤字だったとみられる。日産の販売が低迷したことと、経営の合理化が思うように進んでいなかったことが背景にある。そこに、新型コロナウイルスの感染拡大と、半導体などの部品供給が滞る世界的なサプライチェーン危機が直撃し、ついに自力での再建が困難になった。

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