米大リーグのMVPになった大谷翔平選手やノーベル物理学賞の真鍋淑郎氏など、2021年は日本人の活躍が世界の話題になった。大切なのは、そこから見えた「教訓」と向き合うことだ。

 コロナ禍が2年目を迎えた2021年、日本は多くの試練に直面した。一方で、日本人の活躍が世界の耳目を集める明るいニュースも舞い込んだ。

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手がアメリカン・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。米メジャーで4年目を迎えた今季、9勝、46本塁打を記録し、投打両面で文字通りの歴史的な活躍を果たした。「リアル二刀流/ショータイム」は新語・流行語大賞にもなった。

 日本人が獲得するのは、01年のイチロー選手以来で、大リーグ史上でも数少ない「満票」での選出となった。だが日本は、大谷選手の活躍を喜んでいるだけでいいのだろうか。

 21年、世界から称賛されたもう一人の日本人がいる。気候変動の研究でノーベル物理学賞に選ばれた米プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎氏。大谷選手と真鍋氏、世代も分野も全く異なる2人の“天才”には共通点がある。日本を飛び出し、活躍の舞台を米国に定めてから、世界的な評価を得た点だ。

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